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アフリカ・アジア・アフリカンダイアスポラの舞踊人類学研究

代表者氏名:林 夏木

活動の目的

1、アジア・アフリカの現代文化研究を体系的に理解するために必要不可欠と思われる「身体文化」について、舞踊人類学的研究をさらに深化させる
2、1、の過程で、これまでの西洋的価値とは異なるアフリカ・アジアの文化・芸術・教育の「価値」を打ち出していく
西洋では「身体」を含む「自然」は、コントロールする対象として捉え、そのことによって近代的な発展が実現し、バレエのような身体を完全にコントロールする技術によって表現される芸術が生まれた。しかしその発展や創造と共に失われたものに目を向けると、実はアフリカやアジアの伝統舞踊における「身体技法」の中に、先祖からの大切なメッセージが非言語的に伝承されている。こうした点に着目し、アフリカ、アジア、アフリカン・ダイアスポラ等の舞踊実践や舞踊人類学見地から認識研究を進める。

研究課題:京都における「アフロ・ブラジル文化」の発展に関する研究
アフリカン・ダイアスポラ文化に焦点を当て、特に京都で過去20年程、顕著な活動と発展が見られた「アフロ・ブラジル」の音楽、カポエイラ、舞踊に着目し、京都における実践者への聞き取り調査を通して、音楽(リズム)と身体技法から得られた「気づき」「学び」についての回答から、地域性(京都の歴史・文化的背景)との関わりについて分析・考察を行う。

メンバー

研究分担者:菅野淑(愛知淑徳大学)
研究協力者:Yvonne Daniel PhD(米国/スミス・カレッジ名誉教授)、Amélia Vitória de Souza Conrado PhD(ブラジル/バイーア連邦大学教授)、斉藤聖治、山川幸子、荒川幸祐、植松渉、佐々木暁生、戸崎真璃子、梅原雅人、小飯田よしふみ、吉田かよ、石田まりこ、坂牧藍、梶裕佳子、スズキキヨシ、舟崎真理子、熊谷妙子

活動履歴

①研究期間:2020〜2022年度
②2020年度
2020年11月2-4日 京都フィールドワーク(第1回インタビューおよびブレインストーミング開催)
2020年12月20日 第2回インタビューおよびブレインストーミング開催
③2021年度
2021年6月25日 第1回CAACCS報告会
2021年7月24日 荒川幸祐写真展にて、Afro Brasilの文化セッション
2021年8月12−15日 調査および対面インタビュー(進藤貴美子)
2021年8月20日 オンラインインタビュー(Yvonne Daniel)
2021年9月2日 オンラインインタビュー(荒川、植松、斉藤)
2021年9月10日 オンラインインタビュー(Any, Bahia Brasil)
2021年11月15日 オンラインインタビュー(Dona Daiva, Brazil)
2022年 3月 日本スポーツ人類学会大会発表予定