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イベント

第2回WARTウェビナー ミャンマーの今を描くために

11月23日 @ 9:16 PM

第2回WARTウェビナー
ミャンマーの今を描くために
~カートゥーン(一コマ漫画)のアイディアソース

日時:3月6日(日)15:00~17:00
オンライン開催
主催:WART(自由と平和な表現活動を支援する団体)
共催:京都精華大学アフリカ・アジア現代文化研究センター

申込はこちらからお願いします。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/2316449848236/WN_WoLx-pPRQF6OymWfCCWohQ

 ミャンマー国軍によるクーデターから1年以上が経過しました。
 クーデター以降、軍の弾圧強化は止まることなく、多くの一般市民が犠牲となり、「言論・表現の自由」も封じられています。民間報道機関は活動が制限され、軍を批判すれば逮捕・拘束のリスクが生じるなど、表現者にとっても厳しい状況が続いています。しかし、一部のミャンマー人作家は危険を回避しながら風刺画等を用いた意志表明を続けています。
 WARTは、自由と平和な表現活動を支援しようと、日本や世界のアーティストから一コマ漫画を集め、その啓蒙活動を通じ、ミャンマーの人々の想いを世界中に届ける活動を展開しています。

 今回のウェビナーでは、ミャンマーの一コマ漫画でよく用いられるモチーフや、よく登場する言葉などを取り上げ、解説を加えながら、ミャンマーの今を描くためのアイディアソースを提供させていただきます。
 ミャンマーで描かれている一コマ漫画の背景を少しでも知っていただくことで、ミャンマー現地で起きている事、作品に込められた作家達の想いを理解いただければ、とも考えています。
 興味・関心のある方には、ウェビナーを通じて一コマ漫画のアイディアを膨らませていただき、プロアマ問わず、積極的に第2回作品募集の機会に応募いただければ幸いです。

【プログラム】
はじめに:挨拶・WARTの活動紹介
第1部:基調講演「国軍はアウンサンスーチーをどのようにカートゥーンで描いていたか: 1990年代後半の国営新聞から」

長い旧軍事政権下でも、カートゥーン(一コマ漫画)は描かれてきました。当時の貴重な資料を用いながら、軍がプロパガンダを目的として描いてきた作品について紹介します。
・根本敬(上智大学総合グローバル学部教員)

第2部:カートゥーンのアイディアソース紹介~ミャンマーの文化習慣から最近の時事ネタまで
ミャンマーの今を描き、風刺するためには、正しい現状理解も不可欠です。第2部では今のミャンマーを理解いただくことを目的に、ミャンマーの一コマ漫画でよく描かれるモチーフや言葉について、実際に描かれた一コマ漫画を用いて、解説を交えながら紹介していきます。
・ナンミャケーカイン(京都精華大学教員)
・ヤダナ(在日ミャンマー人活動家)

第3部:パネルディスカッション/質疑応答
一コマ漫画家の篠原ユキオ氏にも作家として登壇いただき、ミャンマーの今を描くために役立つ歴史背景や周辺知識などについてもテーマを広げ、掘り下げながら議論していきます。後半では、参加者の質疑応答にも答える形でさらに理解を深める場として構成します。
・篠原ユキオ(京都精華大学名誉教授)
・根本敬(上智大学総合グローバル学部教員)
・ナンミャケーカイン(京都精華大学教員)
・ヤダナ(在日ミャンマー人活動家)
・コーディネーター:ドウノヨシノブ(マンガ家/WART共同代表)