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イベント

Multiple Voices (マルチプル・ヴォイシズ)〜第1回目 小鷹拓郎

11月21日 @ 9:35 PM

フェイクの中のリアリティー〜地域の人々との共作を通して浮かび上がるもの
様々な地域でそこで暮らす地元住民や外国人労働者たちと一緒に架空のドキュメンタリー映画、「モキュメンタリー」を制作する映像作家の小鷹拓郎。

近作の『インドネシア人技能実習生、河童の狩猟技術を学ぶ』(2021)は静岡県島田市を舞台にコロナワクチンとして効能が確認された「河童」を捕まえるためにインドネシア人技能実習生と静岡県猟友会や無形文化財・笹間神楽保存会の人々が共に「河童」の狩猟を試みる。出演者たちのユーモラスで人間味あふれるやり取りの中で高齢化社会、外国人技能実習生制度、コロナの影響を受ける地域社会などが描き出されてゆく。

日本とインドネシアを拠点とする小鷹氏に様々なコミュニティーとの「フェイク」な作品制作を通して見えてくるリアリティーについて話を聞いてゆく。

第1回目 2022年1月14日(金) 19:00~20:30
「フェイクの中のリアリティー〜地域の人々との共作を通して浮かび上がるもの」

オンライン開催・有料・申込制
出演:小鷹拓郎(アーティスト、映像作家)
ホスト:水田拓郎

小鷹拓郎 Takuro Kotaka
アーティスト、映画監督。1984年埼玉県生まれ。

これまでアフリカ、中東、アジア各国の美術展や映画祭に参加。政情不安定な地域で暮らす人々と共にドキュメンタリーとフェイクを織り交ぜたモキュメンタリー映画の制作に取り組む。民間伝承やSF要素をモチーフに社会問題へ介入していく。

主な展覧会に、

2021年「Nandur Srawung」(タマンブダヤ美術館、インドネシア)、

2019年「Beyond the Final Frontier」(Subhashokアーツセンター、タイ)、

2018年「Political Planet X」(CMUアートセンター、タイ)、「Bangkok Biennial 2018」(Patani Art Space、タイ)、

2017年「奥能登国際芸術祭」(奥能登口伝資料館、石川県)、「Jakarta Biennial 2009」(ジャカルタ国立美術館、インドネシア)など。

主な映画祭に2021年「ジョグジャカルタ NETPAC アジアン映画祭」(シネマコンプレックス Empire XXI、インドネシア)、2017年「ジョグジャカルタ ドキュメンタリー映画祭」(タマンブダヤ映画館、インドネシア)、2009年「オーバーハウゼン国際短編ドキュメンタリー映画祭」(リヒトブルグ映画劇場、ドイツ)などがある。平成29年度文化庁新進芸術家海外研修員、平成31年度ポーラ美術振興財団在外研修員。現在はインドネシアと埼玉県を拠点に活動している。

https://takurokotaka.net/