1. 現代アフリカ講座
この講座は、大きな変化の節目を迎えるアフリカの動態を、貧困解決という視覚からだけではとらえきることができなくなりました。文化、経済、生活などさまざまな話題を、ビジネス、つまりアフリカの人びとの能動的な営みをとらえ、現代アフリカを読み解きます。
2021年度

京都精華大学 現代アフリカ講座 2021
アフリカでビジネスのシーズを育てる
(全5回)
時間 : 19:00〜21:00 / 全5回 / オンライン開催・有料・申込制
ナビゲーター:ウスビ・サコ(京都精華大学学長、アフリカ・アジア現代文化研究センター長)
「最後の市場」として注目を集めるアフリカ。中国を筆頭に、欧米、アジアの企業のアフリカ進出の話題は、ここ数年で格段に増えています。日本側でアフリカでのビジネスを想定するとき、その多くが、フェアトレードやBOPビジネスと言った、比較的貧困であることをベースとしたものが多いのが現状で、企業が進出するとしても、非常にリスクの高い地域として認識されているのではないでしょうか。しかし、この先に見据えられる人口ボーナスに裏付けられた経済的ポテンシャルや、新たな経済秩序の中心となる可能性のあるアフリカには多くの可能性があるはずです。今回の現代アフリカ講座では、すでにアフリカに乗り出し、根を下ろし始めている企業を経営されている方や、そして、もう少しアフリカでの企業活動を俯瞰して見守り続けた方のお話を伺い、将来にわたるアフリカのポテンシャルを正面から考えてみたいと思います。
2021年7月23日(金)
モザンビークでの10年とセネガル1年目~馬とデジタル化のクロスポイント

【出演】合田真さん(㈱日本植物燃料CEO)
【プロフィール】1975年長崎生まれ。京都大学法学部を中退したのち、2000年に日本植物燃料株式会社を設立、アジア・アフリカを主なフィールドとして事業を展開している。2003年にはバイオ燃料の生産を開始。2012年モザンビークに現地法人ADMを設立、無電化村で「地産地消型の再生可能エネルギー、食糧生産およびICTを活用した金融サービス」を行う。2018年6月に単著『20億人の未来銀行 ニッポンの起業家、電気のないアフリカの村で「電子マネー経済圏」を作る』(日経BP)を出版した。
2021年7月30日(金)
アンメットニーズを探し出せ!新興国におけるゼロからの商品開発(ナイジェリアの事例)

【出演】小林健一さん(新興国食品開発コンサルタント/ゼロワンクエスト)
【プロフィール】東北大学農学部食糧化学科を卒業後、2020年まで31年間、味の素株式会社の食品開発に携わる。初めて海外赴任したペルー味の素社で、マーケティングとR&Dを担当、問題事業だった即席麺と風味調味料を全改定し黒字化、事業の柱に成長させる。2015年より取締役としてナイジェリアに赴任しR&D部門を設立、現地の食生活と味覚を体感する中で乾燥納豆が大きな役割をしていることを発見、発酵豆を主原料とした初の画期的な調味料を完成させ、現地で大好評を得る。
現在は、企業向の食品開発セミナーや、食品系を目指す学生へのセミナー、またアフリカ19カ国含む世界56カ国訪問の経験から、小学生から大学生までわかりやすい異文化理解セミナーを実施、好評を得ている。現在月刊誌中央公論で連載中の「地球行商人 味の素グリーンベレー」のモデルの一人でもある。特技はマジック。
2021年8月6日(金)
アフリカで現地と共に産業を創るスタートアップ事業戦略

【出演】佐藤弘一さん(㈱シュークルキューブジャポン代表取締役)
【プロフィール】フランス・日本・セネガルで起業、仏語圏でグローバルICT事業を営む。25歳の時、芸術を学びにフランスへ。学生、ワーホリを経てNTT Franceへ現地就職。2008年パリで独立。欧州・仏語圏アフリカで施工を行う中、西アフリカで事業する事を決意。2018年、EXIT戦略を持つ日本法人を創業し、地方村落に電気と通信を届けるTUMIQUI(ツミキ)Projectを開始。電気の無い診療所での出産で亡くなる多くの母子がいることに衝撃を覚え、セネガル保健省と連携しTUMIQUI Smart kitを診療所10箇所へ導入し、安全な出産・診療が可能となり高い評価を得る。2020年セネガル法人設立。民間主導による現地生産保守Made with Japanでアフリカの社会課題解決を推進中。
2021年8月20日(金)
日本および世界の国々のアフリカ進出状況

【出演】梅本優香里さん(アフリカ・ビジネス・パートナーズ代表パートナー)
【プロフィール】アフリカ・ビジネスに特化したコンサルティング・アドバイザリー会社であるアフリカ・ビジネス・パートナーズ(www.abp.co.jp)を2012年創業。日本企業への進出支援、営業・マーケティング支援、市場調査、M&Aアドバイザリーの他、現地アフリカスタートアップへの投資も行う。開発学修士。ケニア在住
2021年9月10日(金)
アフリカビジネスの課題と可能性

【出演】佐藤丈治さん(日本貿易振興機構)
【プロフィール】ジェトロ海外調査部中東アフリカ課長。2001年、ジェトロ入構。展示事業部海外見本市課、ジェトロ・ヨハネスブルク事務所(2006~11年)、企画部企画課(2011~13年)、ジェトロ・ラゴス事務所(2013~2015年)、ジェトロ・ロンドン事務所(2015~2018年)などを経て、2020年4月より海外調査部中東アフリカ課長(企画部海外地域戦略主幹兼務)勤務。
2020年度

京都精華大学 現代アフリカ講座 2021
現代アフリカのパワーと可能性を知る
~ビジネスの視点から~
(全3回)/京都会場
19:00~21:00 / 全3回 / オンライン開催・有料・申込制
ナビゲーター:ウスビ・サコ(京都精華大学学長、アフリカ・アジア現代文化研究センター長)
2021年1月14日(木)
アフリカ×マンガ:カメルーンのマンガ家が語るアフリカのマンガ事情
出演: Elyon’s (マンガ家)
司会: 伊藤遊・ユースギョン 通訳: 阿毛 香絵
2021年1月21日(木)
アフリカにおけるコロナの現状と経済的影響
出演: 三島伸介(医師、関西医科大学)、石原圭昭(日本貿易振興機構ヨハネスブルグ事務所長)
司会: 清水貴夫
2021年2月9日(火)
「日韓における「アフリカ」の捉え方と接し方:両国の「アフリカ・フェスティバル」を通して考える」
出演:ホ・ソンヨン(アフリカインサイト)×茂住衛(特定非営利活動法人アフリカ日本協議会)
司会: 清水貴夫 通訳: ユースギョン

京都精華大学 現代アフリカ講座 2021
現代アフリカのパワーと可能性を知る
~ビジネスの視点から~
(全3回)/京都会場
19:00~21:00 / 全3回 / オンライン開催・有料・申込制
ナビゲーター:ウスビ・サコ(京都精華大学学長、アフリカ・アジア現代文化研究センター長)
2021年1月14日(木)
アフリカ×マンガ:カメルーンのマンガ家が語るアフリカのマンガ事情
出演: Elyon’s (マンガ家)
司会: 伊藤遊・ユースギョン 通訳: 阿毛 香絵
2021年1月21日(木)
アフリカにおけるコロナの現状と経済的影響
出演: 三島伸介(医師、関西医科大学)、石原圭昭(日本貿易振興機構ヨハネスブルグ事務所長)
司会: 清水貴夫
2021年2月9日(火)
「日韓における「アフリカ」の捉え方と接し方:両国の「アフリカ・フェスティバル」を通して考える」
出演:ホ・ソンヨン(アフリカインサイト)×茂住衛(特定非営利活動法人アフリカ日本協議会)
司会: 清水貴夫 通訳: ユースギョン
2019年度
京都精華大学 現代アフリカ講座
現代アフリカのパワーと可能性を知る
~ビジネスの視点から~
(全5回)/京都会場
昨年東京で評判を呼んだ京都精華大学の「現代アフリカ講座」を今秋は京都で開講!
著しい経済成長を遂げ、急速に都市化が進んだアフリカは、世界から熱い注目を集め、わが国でも多数の企業が進出を始めています。また、ビジネスによって雇用を創出するなど、新しい形の開発援助も展開するようになりました。そんな今のアフリカに潜在するビジネスチャンスとは具体的には何を指すのでしょうか。いまアフリカではどのようななことが起き、何が求められているのでしょうか。
日本で唯一のアフリカ出身学長となったウスビ・サコの就任で注目を集める京都精華大学が、現代アフリカに関する連続講座を京都で開きます。講座のコーディネートはサコ学長自らが務め、さまざまな領域の最前線で活躍する講師を招きます。今日のアフリカを生の講義で知ってみませんか。
2018年度
京都精華大学 現代アフリカ講座
現代アフリカのパワーと可能性を知る
~ビジネスの視点から~
(全5回)
日本で唯一のアフリカ出身学長である、京都精華大学学長のウスビ・サコが、
最前線の研究者をコーディネートする現代アフリカ講座です!
社会の諸領域から熱い注目を集めるアフリカについて最新の情報を提供し、
現代アフリカをどう読み解くかを示します。